ベルギーの道路交通事情

くるまベルギーでは、日本とは異なった交通ルールがたくさんあります。
運転を開始する前にルールを確認し、日本でよりもさらに慎重な運転を心がけましょう。

制限速度:

  • 市街地50km/h(学校付近は30km/h)
  • 自動車専用道路90km/h
  • 高速道路120km/h

 

間違いやすい交通ルール

ヘッドライト

走行中は常時ヘッドライトを点灯すること。このルールが導入されて日が浅いので、まだ周知されておらず、不点灯走行でも罰金はありませんが、将来的に罰金制になる可能性があります。

座席・シートベルト

すべての座席でシートベルト着用の義務があります。
3歳未満で後部座席の場合、ベビーシートの使用が義務です。また、12歳未満あるいは身長150cm以下の子どもは、エアバックによる窒息や事故時の被害が甚大になる危険から後部座席に乗せなければなりません。自動車メーカー公認のベビーシート、チャイルドシートを使う場合のみ、助手席に乗せることが許められています。
シートベルト非着用の罰金は50ユーロです (道交法違反と罰金)。

携帯電話gsm2

運転しながらの携帯電話の通話は、ハンズフリー使用の場合を除いて禁止です。
違反した場合の罰金は100ユーロです。

踏切

踏切での一旦停止は必要ありません。日本のように停まると後続車に追突される危険がありますので気をつけましょう。
踏切の信号:白ランプ=通行可、赤ランプ=停止

追い越し(左側から追い越すこと、バイクの場合も同じ)

交差点内での追い越し

  • 自車線に優先道路標示がある場合は、追い越しできます。
  • 優先道路標示がない場合は、右側優先が適用されるため追い越しは禁止です。

制限速度

市街地50km/h(学校付近などでは30km/h)
自動車専用道路90km/h(市街地では70km/h)
高速道路 120km/h
スノータイヤ装着時は、自動車専用道路 60km/h  高速道路 90km/h となる。

一般的に欧州各国では制限速度標識が少なく、法的には下記のように定められている。
・市街地    Town の指定速度
・郊外    Other Roadsの指定速度
・高速道路    Motorwaysの指定速度

各国の制限速度は国境付近にしか表示されないので、国境通過時見逃さないように注意する。市街地、郊外、高速道路の区分標識を見て指定速度を判断する。

*上記の規則は、ベルギー国内のものです。ヨーロッパでは国により規則が異なりますので、他の国にドライブする際には各国のルールを参照してください。

ーーー右側通行に慣れるまで次のことに注意しましょうーーー

高速道路での注意事項

  • 助走路が短い所やカーブがきつい所が多いので、本線入退時の速度に注意。
  • 相手優先の標識がある所では、合流時注意。
  • 走行車線と追い越し車線の速度差が大きいので車線変更時は注意。
  • 車線変更時は必ず自分の目で確認する。
  • 追い越しをする時は、必ず、ウインカーを左に出さなければならない。
  • 速い車が多いので常に後方確認をする。(3秒に1回を目安に)
  • 速い車に追いつかれたり、追いつかれそうになっても慌てずに自分の安全を確保できるところで道を譲る(急ブレーキ等をかける必要がないよう、スペースのある所まで待つ)。
    (参考)パッシングおよび左ウインカーは「道を譲れ」の意味。