海外で生活するとなると、大きな心配事のひとつに『子どもの教育』があります。
ベルギーでは、幼稚園、学校の大部分がフランス語かオランダ語の公立校です。
数少ない私立校は、日本語、英語など公用語以外の言語による教育を受けたい場合、モンテッソリー、シュタイナーなど特別な教育理念を希望する場合のごく少数に限られています。
公立校といっても、校長、教職員が定期的に異動する制度はなく、それぞれの学校には伝統や地元に根付いた幅広い特色があります。希望校を見つけたら、まわりの口コミ情報だけでなく、ぜひ見学して家庭の方針や子どもの性格に合った学校を見つけてください。
幼稚園
駐在家庭を含め、多くの日本人の子どもたちが現地公立幼稚園には通っています。家の近隣であること、学費がほとんどかからないこと、2歳半から通園できることなどの利点があります。
インターナショナルスクールやモンテッソーリなど私立の幼稚園には、ベルギーに滞在する多くの外国人子女が多く通っています。ほとんどが英語による保育ですが、フランス語と英語のバイリンガル保育が行なわれている幼稚園もあります。
ブラッセル日本人幼稚園は私立の幼稚園です。文科省の管轄する日本人小中学校とは関係ありません。
小学校、中学校
日本人学校には小学校と中学校が同一建物内に併設されており、全日制には毎年250人程度が通学しています。
また、毎週土曜日のみ授業が行なわれる土曜補習校(小学校、中学校)があります。平日は現地校やインターナショナルスクールに通学し、土曜日は補習校で国語・数学・社会(小5,6年生)を日本語で学習している児童生徒は毎年200人以上います。
現地公立校は幼稚園、小中学校が併設の場合と、個別の場合があります。フランドル地方では、フラマン語(オランダ語)による教育、ワロン地方ではフランス語による教育、そしてブリュッセルでは両方の言語の学校から自由に選択することができます。
高等学校
- インターナショナルスクールやモンテッソーリなど私立学校
- フランス語かオランダ語の現地公立校
現地校やインターナショナルスクールは場合、中学と高校の6年間一貫教育が行なわれています。
日本語による教育を行っている学校はありません。