入居したら
隣人やコンシエルジュ(管理人)に簡単な挨拶をしましょう。その時にお土産を持っていくような習慣はありません。
特にベルギーに来た当初は、言葉ができないなどの理由で近隣との接触を避けがちですが、今後暮らしていく上で、ご近所つきあいは何かと便利なものです。
たとえば突然の停電や断水、ごみ収集のことなど、こまごまとした生活のことで質問やお願いをしたいことがでてくるかもしれません。また火事や重病など万が一の緊急事態での助けも求めやすくなります。
できる範囲で、会えば挨拶する程度の関係は築いておくことを心がけましょう。
水道
入居時、前の住人、家主、不動産業者などと一緒にメーターをチェックします。
ブリュッセル市内の場合、水道局(IBDE/BIWD)のウェブサイトから名義変更の申請用紙をダウンロードし、必要事項を記入してサインしたものを水道局に郵送します。
水道料金は、家族構成により毎月の仮払い額が決まり、1年に1度メーターのチェックにより清算されます。メーターのチェック時期は、居住区により異なります。ただし、支払い方法は、集合住宅のルールや、家主との取り決めなどにより様々ですので、賃貸住宅に住む場合は、家主、不動産業者などによく確認してください。
水道料金の設定は、年間使用量により、4段階に分かれています。使用量が1年間に15㎥/人以下の場合は、1.0412ユーロ/㎥ですが、使用量が年間60㎥/人を超えると 、超過分の料金が基本料金の4倍近くになります。
ちなみに、ヨーロッパの平均的なバスタブに1回お湯を張ると、約0.2㎥の水を使うことになります。
トイレタンク1回分 | 10 – 12リットル |
シャワー | 30 – 80リットル |
お風呂
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150 – 200リットル |
洗濯機 | 80 – 120リットル |
食器手洗い | 5 – 15リットル |
食洗機1回 | 13 – 21リットル |
水漏れなどのトラブル時は、賃貸住宅の場合はまず家主に連絡をしましょう。
電気・ガス
ベルギーの電気とガスは、同じ会社から供給されています。
使用料金は、水道料金同様、家族構成、住居面積などにより毎月1回の仮払い額が決定されます。賃貸住宅の場合は、最初の検針までは直前の住人の使用量を基準に計算されます。その後は前回の使用量を基に新たな仮払い額が算出されます。
1年に1回の検針時に、実際の使用料金との差額を支払います(支払い超過の場合は返金されます)。
ベルギーの家庭用の電圧/周波数は230V・50Hzで、コンセントの形状は日本で使用されているものとは異なります(下図)。
日本仕様(100V)の電気製品を使うには、変圧器が必要です。コンセントの部分のプラグはC型またはSE型)が必要です。変圧器は、電気機器の消費電力により、大小異なるものがあります。帰国売りなど、ベルギーの日本人社会で入手することも可能です。
家賃
家賃は、契約時に決めますが、物価上昇に伴い上昇分を毎年加算する場合があります(インデックス)。この場合、毎年家賃が増額になります。