外国語を勉強してみよう(語学学校編)

english_book_girl-271x300ブリュッセルに住んでいると、街中では実にさまざまな言語が飛び交い、一体ここはどこかしらと思うこともしばしばですが、さすがに日本語だけで生活するのは難しいですね。

そこで誰しもが考えるのが「何か一つ使える言葉を勉強せねば!」です。

オランダ語、フランス語、英語、何を選ぶかは人それぞれとは思いますが、共通するのは「どの学校・教室に行けばいいの?」という悩みです。

BE NAVI編集部で語学教室体験談をまとめてみました。

どんな学校・教室がある?

大きく分けて、

1.日本人もしくは外国人の教師が日本語で教えてくれる学校・教室
2.ベルギーに住む外国人向けに開講している学校

の二種類があります。

1はもちろん日本人向け、そして主に駐在の奥様向けです。2は色々な国籍の人が様々な目的で集まってきます。

日本人向けの学校

日本人の先生、もしくは日本語ぺらぺらの外国人の先生が丁寧に教えてくれます。
質問も日本語でできるのでとてもラク。
何よりも、日本人が外国暮らしで直面する様々な問題を予め承知していてそれに適した言葉を教えてくれるので、回り道がありません。

また、たいてい少人数での授業なので、アットホームな雰囲気で学ぶことができます。
生徒も全員日本人なので、来たばかりの人にはお友達作りの場にもなります。
中にはベビーシッター付きの学校もあったりします。駐在の奥様向けにかゆいところまで手が届くのが売りですね。

反面、授業のほとんどが日本語で進んでしまって、あまり会話の勉強にならなかったりもします。
また、お仕事したり論文書いたりするのを目標にしているわけではない方がほとんどなので、グループの場合ある程度のレベルまでいくとコースがなくなってしまったりも。

学校・教室の情報集めは日本食材店で。たくさん広告が置いてあります。

Aさんの場合:

日本人の先生が日本語で丁寧に教えてくださる教室に通いました。
学生時代の英語の授業のようで、難しかったですがとてもためになりました。やはり、文法や語彙は日本人の先生から教えていただいた方が頭に入りやすいと思います。
クラスの結束も固く、やめてしまった今も時々集まって近況報告し合っています。
が、ネイティブスピーカーとの会話を求めていた方には物足りなかったのではないでしょうか。

ベルギーに住む外国人向けの学校

books-141x135特にブリュッセルにはたくさんの外国人が住んでいますので、必然的に語学学校の数が増えます。

その中でも特にコミューンが主催している語学学校と大学に付属している学校は税金が使われているので比較的安価です。
教師はネイティブスピーカーもしくはそれに準ずる資格を持っています。
クラスは、大体20人から30人ぐらい。ヨーロッパ、南米、アジア、世界中から様々な国籍の人が集まってきます。
老若男女、学ぶ理由も実にさまざまです。移民、留学、仕事の都合。

とにかく、たくさんしゃべることができます。気の合った外国人の友達ができるかもしれませんね。

少人数のコースできっちり、な学校もあります。比較的、ビジネスと勉強(博士課程など)が目的の生徒が多いです。値段は少々高目ですが、きめ細かい指導を受けることができます。

でも、欧米語を母国語とした人って、外国語の習得が早いんです。やっぱり、日本語とヨーロッパ語って、違いがありすぎるんですよね。
クラスメイトの言うことも先生の言うこともなんだかよくわからず、さりとて質問することも難しく、やがて脱落……、はいそれ私です。
上に行こうとするなら覚悟が必要です(切実)。

Bさんの場合:

オーデルゲムのコミューンのフランス語クラスに行きました。
学生とかベビーシッターとか、アーティストの卵とか よくわからないラテン系の若い子がいっぱいでした。
みんな私語はするし、遅れてくるし、休むし、英語とスペイン語とフランス語が混ざってめちゃめちゃなク ラスでしたが、知らないうちにいろんな国の友達ができました。結局フランス語を習いに行ったというよりは友達を作りに行った感じです。
フランス語はそこそこ、ブロークンイングリッシュが身に付きました(笑。

Cさんの場合:

せっかくだから系統立ててフランス語を勉強しようと思い、それなら大学が良いだろうとC.V.O.(ブリュッセル自由大学オランダ語系 の語学学校)を選びました。
全くの初心者で始めて、3年間で中級レベルまで学び帰任になりました。
毎回始めのうちはクラスの人数 はそこそこいますが、学期の後半には少しずつ減ってきます。
学期末には口頭と筆記の試験があって、試験勉強も一生懸命しなければなりませんが、試験後には 皆で食事にいったり、お出かけをしたりと、楽しいこともたくさんありました。